ヒーロー フロム ザ アトランティス





「パパってば日本で休暇取るなんて言いながら、ずーっとコクちゃんとプールに行ったきり・・・つまんなーい」


ひかるが、たらたら文句を言っていた。



「仕方なかろう、パパも今が一番忙しいときなんじゃ」



「だって、おじいちゃん・・・」



鎌倉にある美知子の実家森原家では、もう三日も洋一にほったらかされているひかるがごねていた。



もちろん祖父母が遊んではくれるのだが、ひかるは不満だった。



「おじいちゃんは舟釣りにしか連れてってくれないし、おばあちゃんはあたしが泳いでいる間ニコニコ眺めてるだけで一緒に海に入ってくれないんだもん」



「ひかる!ワガママばかり言うんじゃありませんよ」


美知子が叱った。



「いいもん、あたしテレビ見てる!」


ひかるはふてくされながらスイッチを押した。



画面が写ると、ひかるの表情がみるみる変わった。



「ママっ!お隣のハクちゃんがテレビに出ているっ!」



スポーツニュースで、ハクの世界新の速報を伝えるタイムズスクエアのワイドビジョンが映し出されていた。





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