天国からのメール
「それより慎一、ベースは大丈夫なんだろうな?」


和樹が聞く。


「当たり前でしょ。練習行ってない分、毎日ベース三昧だったからね」


「なんだよお前、やる気満々じゃん」


「当然でしょ」


笑いながら過ごしていると、あっという間に会場の駅に着いた。


四人は電車を降りると、『全国大会、あちら』という看板に従って歩きだした。


「なんとか間に合ったな」


「この駅で降りたことねぇよ」


「俺もだよ」


十分程歩くと、会場が見えてきた。


今までとは比べものにならない程、大きい。


「うわー、すごいな、これ」


竜太が唖然とする。


「こんなとこでライブなんかしたことねぇよ」


和樹も続く。


「とりあえず、入ろうよ」


慎一の言葉で、四人は入り口に向かった。


入り口には、大きい張り紙が貼ってある。


『関東大会4組様、A通路へ』


それに従い、A通路に向かう。


全国大会は関東大会、北海道大会、東北大会、関西大会、中国大会、四国大会、九州大会、沖縄大会の八エリアから代表三組ずつ、それにスペシャルシートの聡たちが加わり全二十五組が出場する。


今までとは比べものにならない、高レベルな勝負が予想される。
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