天国からのメール
A通路を歩いていると、『WORLD LINE様』と書かれた控え室があった。四人はそこに入る。


今までと違い、一組に一つの控え室だ。


「おぉーすげー、俺たち専用だぜ!」


テンションの上がる竜太。


楽器を置くと、四人でステージを見に行くことにした。


ロビーを抜けて映画館のような扉を開けると、客席に入った。二階まである。


「すげー、なんだよこれ!」


その大きさに驚く四人。その背後から声がした。


「WORLD LINE様ですか?」


英語で『STAFF』と書かれている黒の服を着ている男性が言う。


「はい、そうです」


竜太が答える。


「WORLD LINE様のリハーサルは、一番目です。もうすぐ準備ができますので、そろそろセッティングの方をお願いします」


「わかりました」


四人は控え室に戻ると、楽器を取り出しステージに上がった。


大きい。それだけで、少し足がすくんでしまう。


聡はドラムセットに向かい、セッティングを始めた。


「シンバルの角度は、どうしましょう?」


「は?」


突然のスタッフの言葉に、聡は思わず声が漏れた。


「おっしゃってくだされば、私が調整致します」


「あ、じゃあもうちょっと傾けてください」


「こうですか?」


いつも自分でやっていることだが、この規模になるとスタッフがやってくれるらしい。
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