白銀の女神 紅の王



「当たり前です!宴の目的はエレナ様のお披露目なんですから」

「でも…ッ…。こんな姿を晒すなんて……」

そんなこと初耳だ。

普通に宴を開けば良いものの、なぜそんなことを……




「エレナ様は綺麗ですわ!」

「………」

まるで的を得ていない発言をするニーナに肩を落とす。



「シルバ様がエレナ様を傍に置くと言ったからにはお披露目は必要ですわ。シルバ様の隣にいるということはそれ相応の“意味”が必要ですから」



“意味”か………

それだけシルバの言動に家臣や国民が注目しているということね。

私がシルバの隣にいる“意味”は能力を使うため。

けれどそれを家臣や国民に言うわけにはいかないから、妻として隣にいる“意味”を与えようとしているのだろう。





「分かったわ……」

諦めたようにそう呟くと、ニーナはふわりと微笑んだ。



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