ナンパ男との恋 2巻
「久保は・・・
おっ、珍しくいるじゃん。
でも、本当に
今から話するの?」

「うん・・・・
ちゃんとしなくちゃ」

「そっか・・・
そうだ、帰るとき
俺に電話すれば
迎えにくるよ。」

「え、ううん。大丈夫。
そんな迷惑かけれないし・・」

「いいって。
もし、歩いて帰るんなら
電話してよ。」

「うん、ありがとう」

とは言ったものの
絶対に そんな事はできない。
ただでさえ
迷惑かけっぱなしなのに・・・



緊張して
鼓動が早い心臓を落ち着かせるように
大きく深呼吸をして

もう、来る事がないかもしれない 輝樹の家を脳裏にやきつけるように見ると

私は
輝樹の部屋へ
ゆっくり向かった。
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