ナンパ男との恋 2巻
「春菜ちゃん?元気?」

竜希くんと 1時間くらい
外で話してから帰宅後、
20分くらい経っただろうか。

竜希くんからの電話は
こういう
意味不明の感じで始まる。



「元気?って
さっき会ってたじゃん。」

「あははは、だって
何か 俺 春菜ちゃんに
うざいって思われてんじゃないかな~
なんてさ・・・」

「そんな事思うわけないじゃん」

「それならいいけど・・
明日も 7時くらいに会えそう?」

「あ、うん。
でも、携帯が通じないかもしれないけど いつもの場所で待ってるから」

「携帯?何で通じないの?」

「番号変えようと思って・・・」

「番号?何で?」

「気分転換に・・・」

「春菜ちゃんって
俺と同じ携帯だったよね?」

たしか・・・
色違いだとか言ってたような・・

「うん、たぶん・・」

「じゃあ、俺のとこ来れば
俺がしてあげるよ」

「はい?意味が分かんないんだけど・・」

「あれ?俺の仕事教えてなかったっけ?」

「ショップの店員さんでしょ?」

「うん?やっぱ知ってるじゃん?」

ショップの店員さんも
いろんな種類があると思うんだけど・・・
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