ナンパ男との恋 2巻
「・・・分かった。」

もう、この手を突き放すなんてできない。

私自身が限界だ。

「その代わり、
もう・・・
次はないからね・・」

「あぁ、分かってる。
・・・・・で、
その、あれだ。」

ようやく抱きしめられた腕が緩み
輝樹の表情を見る事ができた。

「なに・・・?」

「キスしていいか?」

「そんな・・・
わざわざ聞かないでよ・・」

「好きでも嫌いでもないって言われると 突き飛ばされるんじゃないかと思ってな・・」

さっき言った言葉を
ものすごく根に持ってるような言い方の上に
ものすごーく、意地悪な顔だ。

「もう、帰る!」

「ははは、冗談だって。
ほら、ここ座れ」

優しいキスから始まり
ウットリしてる間もなく

「ん・・・っ!ちょ・・・」

ベッドに押し倒され
知らず知らずのうちに
身包みをはがされていく。

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