ナンパ男との恋 2巻
「つーか・・・その、
あれだ・・・
春菜の初めては
俺が ちゃんと責任持って引き受けるから
心配すんな」

言いにくそうに
頭をかきながら
視線を落とした。

「初めてって・・・?」

「だーかーらぁ、
春菜の処女は
俺が引き受けるから
心配すんなって事」

「しょ・・・っ」


本当・・・・
私は 一体・・・

輝樹に何を
言ったんだろう・・・

昨夜、何をしでかしてしまったんだろう。

輝樹が こんな事を言うって事は・・・

もう、予想するだけで
恐ろしくなってしまう。

他の男に抱きつき・・・
とんでもない事を口走り・・

挙句に寝込み・・・・

自分の不甲斐なさに
情けなくて
悔しくて

何て答えればいいのか
言葉を失ってしまった。
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