ナンパ男との恋 ２巻

「はぁ・・・。
もう、今更　やっちゃった事言っても　どうしようもないけどさ・・・
で、春菜は　何　そんな落ち込んでんの？
彼氏は　いつも通りだったわけでしょ？」

「いつも通りっていうか・・・
いつもより優しいくらいなんだけど・・・」

「優しいならいいじゃん？」

「でも、私の初めては　ちゃんと受け負うから心配すんな・・みたいな事言われた・・」

「初めてって？
あっちの方の話？」

「あっちの方の話・・・」

「っていうか、
春菜　一体
何言ったの？」

「私が知りたい・・・」

「あー、なるほど・・・
そういう事ね・・・
何言ったか
覚えてない分
不安なんだ？」

「そう・・・かも」

「彼氏に聞いた？」

「聞いたけど・・・・
あんま　教えてくれない」

「あー、春菜の彼氏らしいわ。
って事は、
春菜　普段思ってた事
ぶちまけちゃったんじゃない？」

「普段思ってる事・・・？」

「そう、たまにいるんだよねー
普段は　面と向かって言えないくせに、飲んだら　グチグチ言う人。」

「もしかして
私　そのタイプ？」

「分かんないけど・・・
誰か　他に知ってる人とかいなかったの？」

「人数多すぎて
あんまり見てなかったんだ・・・」

「春菜ってば・・・
ほんと
抜けてるわ・・・」

ため息ばかりの美香・・・