塾帰りの12分
「うるっさいなあ!
わかったわよ、つげばいいんでしょ!」
私はわざとドスドス足音を立てて父の隣へ行き、缶を開けてグラスについだ。
「おまえ、そういえば今日は終業式だったんだろ?
ずいぶん遅いじゃねーか。
昼前には学校終わったんじゃねーのか?」
「どうでもいいでしょ!
私にだって友達との付き合いがあるの!」
「付き合いだあ?
男じゃねーだろうな?」
「違うわよ!」
実際には男子もいたけど、そう言ったらややこしくなるから言わない。
すると、案の定――