塾帰りの12分
しかも、言葉だけじゃなくて、視線も上からだし。
私だって背は低い方じゃないけど、
180cm近くありそうな長身からだと、どうしたって見下ろされる。
それがますますムカつく。
もう、この人とは口利きたくない。
どっか行って!
私はその気持ちを態度で示すために、北見先輩の顔から視線をはずし、ホームに入ってきた電車に向かって足を踏み出した。
でも、不運は続くものらしい。
ホームに入ってきた電車に乗り込むと、北見先輩は私のすぐ横に立って話しかけてきた。