塾帰りの12分

靴をはき替えたさっきの美人な先輩が、

あろうことか、北見先輩の腕に自分の腕を絡めてにこやかに歩いてる!



ええええーーーーっ!?


あれって、明らかに付き合ってるよね?

あんな美人と!?

あの、自己中で俺様な北見先輩が!?


うっそおおおお!

もったいない!

もったいなさ過ぎるよ!


私は慌てて奈津の袖を引っ張った。


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