時計の針が止まるまで


「痛っー」


フローリングの上にべたっと落ち、私の頭は一気に目覚めた。


「早く用意しろ」


さっきの声が、頭上から降ってくる。


ぼやっとする目をこすりながら見上げると、そこには見知らぬ男。


「……」


見知らぬ、男。


「……ど、ど、ど、泥棒っ!?」


私がそう言った数秒後、再び蹴りを入れられた。


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