マジメな夜
何か続けようとする啓太を中場遮るようにして俺は言った。
「そうだよな、おまえはわかってるんだよ。こっちの道を選べばこんなイイコトがありますよ。あっちの道を選べばあんなイイコトがありますよ。って俺達が言おうか?必要ないだろ。そんなことおまえが一番よく考えたはずなんだから。それに、おまえはもうどっちの道を選ぶか決めてるはずだよ。おまえはその答えに確信が欲しいんだろ?でも確信なんて俺達は与えてやれないよ。話を聴いてやることも、アドバイスをしてやることもできるけど確信を与えることはできない。確信が欲しいのなら、自分の選択を、自分自身を、自分が信じるしかないんだから。」
そう言い終わると、俺は残り少なくなっていたほとんど水のような酎ハイを一口で飲み干した。敦志は少し笑いながら、「おまえはホント厳しいよな。」そう言った。そして店員を呼び、ジントニックのおかわりを注文した。俺もいつものように梅酒を注文した。「また梅酒かよ。」敦志は呆れたように言う。梅酒は女が飲むものというわけのわからない持論があるらしく、俺がそれを注文するたびに言っていた。「ほっとけ。」と俺もいつも通りに軽く受け流し、啓太を見た。
「そうだよな、おまえはわかってるんだよ。こっちの道を選べばこんなイイコトがありますよ。あっちの道を選べばあんなイイコトがありますよ。って俺達が言おうか?必要ないだろ。そんなことおまえが一番よく考えたはずなんだから。それに、おまえはもうどっちの道を選ぶか決めてるはずだよ。おまえはその答えに確信が欲しいんだろ?でも確信なんて俺達は与えてやれないよ。話を聴いてやることも、アドバイスをしてやることもできるけど確信を与えることはできない。確信が欲しいのなら、自分の選択を、自分自身を、自分が信じるしかないんだから。」
そう言い終わると、俺は残り少なくなっていたほとんど水のような酎ハイを一口で飲み干した。敦志は少し笑いながら、「おまえはホント厳しいよな。」そう言った。そして店員を呼び、ジントニックのおかわりを注文した。俺もいつものように梅酒を注文した。「また梅酒かよ。」敦志は呆れたように言う。梅酒は女が飲むものというわけのわからない持論があるらしく、俺がそれを注文するたびに言っていた。「ほっとけ。」と俺もいつも通りに軽く受け流し、啓太を見た。