闇月桜そして闇

葡萄酒

「貴方、もぅいい加減にして下さいよっ!」

目の前に居る酔っ払いの男ー。
僕の父に母はいつもの様に叱咤する。
この後、父はいつもの様に椅子から立ちワインボトルを片手にフラフラと自分の書斎へと戻る。

それがいつもの風景ー。

この日唯一違っていたのは、、。

片手に持つのがワインボトルでは無く、




一本の日本刀だった事だった。




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