幼なじみの銀髪男。【完】
「俺を初めて殴った女だし、今までにない清楚でまさに俺のタイプ。」



「まぁノンは珍しいタイプだなっ最近の女にしては。」


そうかなっ。
てか喜んでいいのかな?


「けど來輝が女とこんな話してんの始めてみたぜ…」


「そ、葵の言うとーり來輝がこんな話してんの初めてみたよ。來輝好きなの?」


え…!?京華どーしてそうなるわけ?


「ただの幼馴染みだっつーの!それに、コイツは俺の弟みたいなもんなんだ!」



「は?ライ私は女ですー!そもそもライが弟みたいなもんでしょ?」



「あ?ガキの頃からやんちゃで男と妥当に喧嘩できんのはノンぐらいだろ!それにいつも泣き虫を止めてやったのも俺だ!」



「泣き虫は認めるけど…
喧嘩っぱやいのはライだってそうでしょ?
それに!ライみたいに虫嫌いぢゃない~!」



「ハイハイ。そこまで!
とにかく希美も來輝も久々の再開なんだし、仲良くしなさーい!」



私とライのくだらない喧嘩にお姉ちゃんみたくまとめてくれた京華。



京華がいて良かった。



でもなんか懐かしい。
こうやって口喧嘩よくしたな…。




その後も皆でワイワイしたりライとくだらない争いをしたりした。



「私そろそろ帰るね。」



「うん。希美また明日ね。」


「マドンナちゃんバイバイ~。」



「ノン送ってく…。」



「ってライバイクのってんの?」



「免許だけ。これは孝のだ。早くのれ!」


そう言われてバイクで送ってもらう。


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