お姫様の苦悩
俺達のテーブルには、芹沢の妹が来て兄嫁にブーケを渡した。





ニッコリと微笑んだ表情を見て、俺の体には電流が走ったかのようにビリッときた。





その後は、花婿役の男性も現れ、花嫁役の1人と腕を組み司会者の進行でどういう順序で挙式が行われるかというものだった。





芹沢の妹は退場してしまい、見えなくなってしまった。





とにかく、俺の全てを芹沢の妹に支配されてしまって後の事はどうでもよかった。





芹沢の妹が、俺の運命の人かもしれない………他人に言えば笑われてしまうだろうけど、体に走った衝撃がなによりの証拠だと思う。




もう一度あって、さっきの衝撃は本物なのか確かめたい………そう思った俺は模擬挙式後、兄貴達の結婚式担当になった彼女に会える事になった。




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