オレンジ色の朝に
冷たく言いはなったあたしに朔は


「冷たい…。」


朔は布団から目だけだして、今にも泣きそうなウルウル目であたしを見上げる。



…いい演技だね。
俳優になれるかもよ。
でも残念ながらあたしには効きません。



「あたし今日7時に出かけるの。朔も7時には出なくちゃなんでしょ?」


理論的な言葉をあたしは言う。
理論なのかどうかは分からないけど。


「仕方ない…」

ちぇっと小声で言ったのは気にしない。

てか仕方ないって!
起こしてあげたのにその態度は何かしら。
まぁもう慣れたけどね。




恋しそうにベッドから離れる朔は、Tシャツと下はスウェット。
しかしそれでも雑誌に載ってるようなカッコイイ服に見えるのは、朔が着てるからだろう。





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