双子☆Love
『僕から梨香と過ごすね。僕たちの話がしたいから。』



優介からそんなメールが来たのは、俺が結花に席を代わるよう促されたときだった。




……俺たちの話か。



きっと俺が言うより、あいつが言ったほうが上手く説明できる。


俺はどうも感情的になるから。



……梨香は、あの話を聞いても俺を嫌わないでいてくれるだろうか。



そういや、今も好かれてるわけじゃないのか。




ふぅ……。





そんなことを考えてると、バスは頂上に着き、担任がみんなにバスを降りるよう促した。


一時間か……。



最初はバスの中にいよう。俺、寒いの苦手だし。




……ん?


前の席で梨香が座り込んでいる。もうバスには俺と梨香しかいない。



……あぁ、そうか。俺と優介のどっちが先か梨香に言ってなかったわ。
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