双子☆Love
「夜景見ないの?」



「あぁ。でも、見に行ったほうがよかったかもな。美鈴に捕まることを思えば。」



相変わらず趣味の悪い香水を身に纏っている。



「ねぇ、聞きたいことがあるの。」



「何だよ。今さら。」



急に改まった美鈴の様子に寒気さえ覚える。



「私と付き合ってたとき、どうしてキスしてくれなかったの?」



……そう。俺は今までキスをしたことがない。


どんな状況になってもキスだけは拒んできた。




「……何でだと思う?」



美鈴には言いたくない。



俺が女とキスだけはしない理由。




「他に好きな子がいるから?」




「……遠からず近からずってとこだな。」



キスは、想いが通じあった人としたい。


適当なその辺の女じゃなくて、



俺が一生大切にしたいと思えた女だけにキスしたい。



唇にキスって特別な感じがするから。



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