双子☆Love
夜景は痛いくらい輝いていた。



俺には眩しすぎる。




……俺はどこで歩むべき道を間違えたんだろう。



俺にはしがらみが多すぎる。



元は自分でまいた種だけど、その種を作ったのは俺じゃない。



俺はまかないといけなかっただけ。



……優介。梨香になんて話するかな。




そんなことを考えて、落ち込みながら窓の外を眺めていたときだった。



「佑樹。」



俺の嫌いな声がバスに響いた。



「……俺は今独りがいいんだよ。」



「知ってる。でも、チャンスでしょう?佑樹と二人っきりになれる。」




「……蛇みたいに執念深い女。」



彼女は俺の言葉に反応をせずに、隣に腰をおろした。
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