双子☆Love
「須藤さん。そろそろ行くわよ。」




みんながバスに乗って小樽に行ったあと、私は保健の先生に呼ばれた。




「……梨香。大丈夫?」




「……優ちゃんこそ。」




部屋を出ると、虚ろな表情で立ってる、優ちゃんが私に問いかけてきた。



優ちゃんもおでこにシート貼ってるし、私の心配してる場合じゃないと思うけどなぁ……




「……僕は平気。梨香が大丈夫ならね。」




そう言って力なく笑う優ちゃん。



……やっぱり大丈夫には見えない。




「じゃあ、行きましょう。」





私たちが話していると、保健の先生がそう言った。






「この車に乗ってくれる?」




私たちは、その言葉に従って白いワゴンに乗り込んだ。
< 183 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop