双子☆Love
……上手すぎるよ。
それに歌詞が素敵。
「……ありがとうございました。」
ほらほら、司会の子が男の子同士なのにポーッとしてる。
「梨香。あんた、佑樹に想われてるのね。」
結花ちゃんが私に言う。
「えっ?」
「歌う前に佑樹が梨香を見つめて歌い始めて、あの歌詞よ。」
「やっぱり、佑樹は私を見てたんだ……。」
ということは、あの歌も私に伝えるために選んだ……
「……梨香。分かりやすく顔が赤くなってるわよ。」
「……だって、佑樹が私のために歌ってくれたって思うと、嬉しいような恥ずかしいような気持ちになっちゃって。」
結花ちゃんは私がそう言うと、にっこり笑った。
「……自分の気持ちにしっかり自信を持ちなさい。」
私は、ただゆっくりうなずいた。