双子☆Love
「ねぇ、知ってた?僕たちの人数が多いから、一度に北海道に行くのは無理なんだって。」



悠斗くんは結花ちゃんの首に後ろから抱きつきながら言う。




「えっ?じゃあ、どうするの?」




私は、少し心配になって悠斗くんに尋ねる。




「C組とD組は後の飛行機で行くらしいよ。」




「ちょっと。何で私たちが後の飛行機なの?どうせなら札幌空港で後の便を待ってたほうがいいじゃない。」


結花ちゃんが少し不機嫌そうな声で言う。




「仕方ないよ。級長のじゃんけんで決まったから。」




「全く……でも、悠斗と一緒なら後でもいいわ。」




「僕も〜。」




何か甘すぎて胃もたれしそう……。






ん?じゃあ、松井くんとも一緒なんだ。




「もうすぐ先生がみんなに説明するらしいよ。」





「ねぇ、どうして悠斗くんはそんなに詳しいの?」




「あら、梨香には言ってなかったかしら。」



結花ちゃんは悠斗くんを首から外して隣に座らせた。
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