双子☆Love
「悠斗はC組の級長なの。」





「えっ?」



一瞬聞き間違いかと思った。だって、そんな人をまとめる役には見えない。




「はーい。僕、C組の級長なのです。」



「へ、へぇ……」



「梨香。見えないとか思ってるでしょ?」




「そ、そんなことないよ……?」



結花ちゃんにズバリ指摘されてしまって、焦ってしまった。




「どうやら図星のようね。」




「えぇ、ひどいよ。梨香ちゃん。」




プゥと頬を膨らませて怒る悠斗くん。



か……かわいい!



「ごめんなさい……」




いくらかわいくても悠斗くんは怒ってるんだから、謝らないと。





「嘘だよ~。そうやって言われるの初めてじゃないし。それに結花の友達に怒るわけないでしょ?」



「えっ?」



悠斗くんは、さっきまでとは打って変わって悪戯な微笑みを浮かべている。
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