双子☆Love
「だから、前からそう言って……」「はいかいいえで答えなさい。」




結花は何を怒ってるんだ?


……でも俺の答えは決まってる。




「はい。」




俺は結花の目を見てそう言った。



この気持ちに嘘偽りはない。




「……そう。でも、私は応援はしない。時に手助けをして、時には邪魔をする。……知ってるでしょ?優介も……。」




「……あぁ。」



それぐらい知ってる。



班を組むときのあいつの様子。普段から、梨香を愛しそうに見つめる瞳。


自然に分かる。


好きで双子で生まれたわけじゃない。

双子の事実を嫌だと思うことのほうが多かった。



高校二年生のとき、それまでは優介と同じだった黒髪を茶髪に染めた。



俺は俺。優介は優介。



俺たちは違うってことを分かってほしかった。





でも双子は双子。




その事実は変えられないし、俺にも優介にも牙をむいた。
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