双子☆Love
「北海道だぁ〜!」


「はしゃぎすぎ。北海道行きの飛行機に乗ったから当たり前でしょ?」



「だ、だって……。」



三時間ぐらい飛行機に乗ってたかな。


初めての空の旅ってやつは、興奮の連続だった。



『結花ちゃん、動いてるよ!』


『当たり前でしょ!』




『ねぇねぇ!雲が下にあるよ〜。』

『知ってる。』



『結花ちゃん!海だよ!』


『……いい加減寝かしてくれないかしら?』




結花ちゃんは次第に呆れ返って、眠っちゃったけれど。



「ねぇ!お土産は何を買うべきかな?」


「好きにしたら?」



空港に着いてからもそんな私の興奮は変わらず、結花ちゃんの冷たさも変わらなかった。



「ひとまず集合場所に行きましょ?」



「はーい……。」




私たちはみんなが集まっている場所に向かった。
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