傷だらけのラブレター
彼女が自分の携帯と私の携帯を向かい合わせに持ち、2つの携帯はライトのようなものがキラキラ光る。
多分、赤外線通信。
やがて2つは音を立て、ライトは消えた。
「…はい。携帯返しますね。」
『あ、うん。』
…爪まで、綺麗。
携帯を渡されたその指先は、しっかり整えられていて。
彼女の清潔さや、空気、純粋さが爪先まで溢れ出てるみたい。
「愛未先輩!」
『ん?』
そう言いながら、携帯から目線を上に上げた先には、咲き乱れる笑顔。