屍都市Ⅱ
警察だけではない。
この道路とは別の場所では、自衛隊がバリケードを作っているらしい。
榑市に繋がるあらゆる道が、警察と自衛隊によって完全封鎖されている。
蟻一匹の入り込む隙間もなく、また榑市から外部への脱出も完全に塞がれていた。
「新聞記者なら、今この街で何が起きてるのか…貴方知ってるの?」
颯太に問いかける深幸。
まさかお互い九重華鈴と早坂理子の身内であるなどとは知る由もない。
「何が起きているかまではわからないが」
先程までの訳知り顔から一転。
颯太の表情が引き締まった。
「こんな状況…半年ほど前にニュースや新聞で聞いた覚えはないか…?」
「…!」
颯太が何を言わんとしているのか。
姪の理子が実際に事件に巻き込まれ、命を落としかけたのだ。
深幸はすぐに思い当たった。
「『美原市大災禍』の事を言っているの…?」
この道路とは別の場所では、自衛隊がバリケードを作っているらしい。
榑市に繋がるあらゆる道が、警察と自衛隊によって完全封鎖されている。
蟻一匹の入り込む隙間もなく、また榑市から外部への脱出も完全に塞がれていた。
「新聞記者なら、今この街で何が起きてるのか…貴方知ってるの?」
颯太に問いかける深幸。
まさかお互い九重華鈴と早坂理子の身内であるなどとは知る由もない。
「何が起きているかまではわからないが」
先程までの訳知り顔から一転。
颯太の表情が引き締まった。
「こんな状況…半年ほど前にニュースや新聞で聞いた覚えはないか…?」
「…!」
颯太が何を言わんとしているのか。
姪の理子が実際に事件に巻き込まれ、命を落としかけたのだ。
深幸はすぐに思い当たった。
「『美原市大災禍』の事を言っているの…?」