屍都市Ⅱ
ゾンビが追いつく暇すらない。

榛原が鍵をかけたドアを全て難なく開錠し、ついに天坏は基地からの脱出を果たした。

「……」

辺りを見回すが、既に榛原の姿はない。

どうやら武器を確保した事でこの場から逃走したらしい。

「何だ、逃げちまったのか」

ニヤリと笑う天坏。

俺を閉じ込め損ねて、ベソかいてるツラでも拝んでやろうと思ってたんだがな。

まぁ、俺も危ないとこだったんだ。

欲かくのは止すとするか…。

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