猛獣に射抜かれる様な愛
余程苦しい部分に肘が入ったのか男はお腹を抑え前屈みになりピクピクと震えている。
スリーサイズと彼氏が居るのかどうか聞いてるの?
「…スリーサイズは見たまんまよ。彼氏は居いないしこの後も作る気はない」
「…馬鹿かお前」
「別にいいじゃない。簡単な質問ぐらい、いくらでも答えるわ」
「ありがとうございますっ!」
質問を投げ掛けて来た男はムクッと体を起こし私へと向かって深々と頭を下げた。
賑やかな人。