猛獣に射抜かれる様な愛


リビングへ入り結菜の部屋へ視線を向けるも、中から物音一つとしない



…寝たのか



いや、お前の事だから眠ってないかもしれない。静かに過ごしてる可能性もある



ドアへ近付き二度ドアをノックした



…何の返答もない



寝てるのか



さっきは拗ねてたみたいだが、何事も無く眠れたなら良かった



それにしてもさっきのお前は可愛かった。いつも冷静なお前があんな顔する等



お前も女なんだな



自然と緩みそうになる頬を引き締め、風呂場へと向かう



風呂へ入って寝るか。



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