猛獣に射抜かれる様な愛


リビングへ戻ると、矢斗がグラス等を片付けていた



何か微妙に気まずいな




「亮佑が今度二人で会いたいと言ってたぞ」


「二人で?私とって事?」


「ああ」


「……………」


「亮佑は昔からのダチでな。アイツは優しいし、良い奴だ」


「…それって……二人で会う事、勧めてるの?」


「そう言う事になるな」




何それ…



矢斗、私の気持ち分かってて…言ってるのよね…?



どうして、そう言う事言うの?



どうして…?



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