猛獣に射抜かれる様な愛
「そっか。彼氏いたらコイツと同棲とかしてないか」
その男はにっと笑みを浮かべながら、私をまじまじと見つめる
私はチラッと矢斗へと視線を向けるものの、矢斗は私から視線を逸らした
「…あの、私」
「俺の名前は亮佑(りょうすけ)矢斗の古くからのダチでな」
「はぁ。私は結菜と言います」
「結菜ちゃんって呼ばせて貰っても良いかな?」
「ええ。好きにして下さい」
私は部屋へ鞄を置きに行き、小1時間してから矢斗の知り合いは帰宅した。