ずるいね、私の気持ちも知らないくせに゜


やっと夏休みが明け

みんな興奮状態から
解放された頃。



ざわつきの中で

始業式は、始まった。



うち。

恵美は、ちょうど
体育館の、真ん中に
座っていた。



「ねぇねぇ、校長の話長くない?!」

隣にいた
美姫がブツブツ言ってる。

美姫は、四組。

私は、3組。
と言うことで
隣だった。


「だねー!早くおわんねーかな…」

とりあえずダルかった。
早くココからでて
教室に戻りたかった。


美姫と少し話してると

視界に、ある男子がはいった。


海陸だ。
うちの仲良しの子と付き合ってる子。
うまくやってんのかな?


でも海陸は、
前に座る巧と無邪気にはしゃいでた。
じゃあうまくやってるのかな…



「じゃあ、後期も頑張りましょう」


校長の長々とした
はなしが終わった。



「終わったぁぁ!」
美姫があくびしながら言った。

「だねーマジ早く教室戻りてぇ…」


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