UNDERWORLD

決意

『蓬莱さん。貴方に72時間の猶予を与えます。既に答えは決まっているかも知れませんが万が一こちらの世界でやり残した事がお有りでしたらやってしまって下さい。もしまだお決まりで無いのならどちらかを決断して下さい。私は共に来てくれると信じております。』
そう言い残し神は席を後にした。

72時間、日数にしたら三日。この時間にもう一度自分の気持ちを整理してみる。
簡単に考えれば三日後に刑の執行をされるか唯一の”やり残した事”に挑戦するかのどちらか。
死んでも死に切れないと言うが、負けたままチャンスがあるのにリベンジしないのは俺の中では有り得ない。死ぬ事に恐怖は無いがこのままじゃ終われない。地下は決して甘い世界では無いと思う。皆生きる為に必死で闘っているかただ単に闘うのが好きで行ったかのどちらかだろうから。

俺は気持ちを引き締め時間が経過するのを待つ。
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