魔法の栄える国
こんなに記憶だけの事で取り乱してしまう自分が情けない…
俺はこんなに弱くないはずだ。」
俺は、そっとため息をつく。
7歳の時、俺は自分を封印した。苦しいのはイヤだ。悲しみなんて、寂しさなんていらない。
俺はその日からあまり笑わない、無表情な少年になった。
ーー俺は一人、今までもこれからもーー
悲しくなんてない、寂しくなんてない、俺には感情なんてないんだ。あの日に捨ててしまったんだ……
ひっしで言い聞かせる。
一瞬でも気を緩めてしまうと、涙が零れ落ちそうだったから……
俺はこんなに弱くないはずだ。」
俺は、そっとため息をつく。
7歳の時、俺は自分を封印した。苦しいのはイヤだ。悲しみなんて、寂しさなんていらない。
俺はその日からあまり笑わない、無表情な少年になった。
ーー俺は一人、今までもこれからもーー
悲しくなんてない、寂しくなんてない、俺には感情なんてないんだ。あの日に捨ててしまったんだ……
ひっしで言い聞かせる。
一瞬でも気を緩めてしまうと、涙が零れ落ちそうだったから……
