七日間ゲーム
バッシャーンと音をたてて、水しぶきを上げて芽依は落ちた。
芽依は最後の力を振り絞り、もがいて、じたばたさせた。
「さぁ、思う存分、苦しみなさい!」
と女は芽依を見下げて叫んだ。
フッと女は突然思い出したように、『あ、そうだ』と声を漏らし、慧の亡骸を担ぎ上げた。
「コレ、もう要済みだから芽依へお見舞いよ」
と慧の亡骸を投げつけた。
バシャンと音をたてて、慧の亡骸は真っ直ぐに沈んでいった。
芽依も力尽き、同時に海の底に沈んでいった。