偶然聞こえたその音が


眼鏡をかけているのに



視界がボヤける



あぁ…やっと涙が流れたんだ


次々と止めどなく溢れる



おばあちゃんは棺から
離れようとしない

「おじいさん…さようならや
…今まで…
ありがとうございました」



棺は綺麗な花でいっぱいになっていた



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