夕陽



「智咲ィィィィィ!!」


スパーーーン!!


「うを?!・・・って何?!勝手に入ってくるなぁ!!
って平助か。」



「んだよ。それよりも!新しい女中がくるんだとさ!!」

そういう平助の目は思いっきりイキイキとしていた。


「まじでッ!?春ちゃん?!春ちゃんなの?!」


「んー。違うなァ。確か名前は・・・冬っつうやつだな。今は広場にいると思うぞ。」

うんうん、とうなずいている。


「冬ちゃんかぁーなんか季節の名前たくさんいるなぁ。あーあたしの名前夏がよかったー」


うだうだと暴れる。


「やめてくれよお前は夏にはなれない!なれても小夏だ!」

「どういう意味だゴルァァァァァ!!!」

「そのままの意味ッ・・ぐぇ!」


平助を一発殴ってから女中の冬ちゃんがいる広場へと向かう。



「ふっふっふぅぅーん♪待っててねお冬ちゃぁーん♪」


鼻歌とともに広場へ向かう。


すっぱーん!



「失礼しまぁす!女中の子いますかあぁ!!」


「ってめぇぇ!勝手にあけりゅなと!」

「あ、噛んだ。」


「っるせぇぇぇぇ!」


土方さんが噛んだのを指摘したら頭にたんこぶできたー。何故!

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