夕陽





頭が・・・痛い・・・?


ボォーーーー・・・ン



ていうか何回鳴るのこの時計・・・


ボォーーーー・・・ン



・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・



「アハ・・・ハ・・
智咲ちゃんってさぁ、
なんでも出来るよねぇっ?
まさに才色兼備って感じだよぉ」

「だよねえ
智咲ちゃんの為にこの言葉できたんじゃない?」

「アハハハハッ
言えてる言えてる!!!
ねぇねぇ?
そういうこって大概ボンボンの
家の子なんだよ?
智咲ちゃぁん!
うちらにお小遣いちょーらい」

アハハハハハっ

周りにいる皆が笑う。

「そ・・・
そんなわけないじゃんっ
実際に今、お金なんて全然ないしー。」

「えー?
怪しいなぁ?
お財布チェックぅ!」

皆私のカバンを探る。

「いや!止めて!本当に!
本当に持ってないんだって!」

「あぁ!
財布あんじゃん♪
check!ちぇっく!
・・・なぁんだ?これだけ?
お小遣いにもなんないよー」

「家帰って金親から
盗んでこいよ」

「あ、賛成ーーー」



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