fushin
人影は近づいては来てる女だということだけは分かった。
座ったままただそちらを見ていた。
ドンッ!!
何かがぶつかってきた。
タバコが手から落ちた。
後ろから?何が?背中が熱い!
「くそっ!」
「どうした竜也?」
「てめー誰だ!!」
「どうした竜也!!」
背中を押さえながら後ろを見ても誰もいない。
さっき歩いてきてた奴は?正面の道に目をやっても誰もいなかった。
「ちっ!優!」
「どうしたんだよ!!」
背中を押さえていた手を優に見せた。
手は赤く染まっていた。
「おい!大丈夫か?!」
「大丈夫・・・親父に電話する。」
こんな形でクソ親父に電話するとは・・・
優は俺の服から携帯を取り出して渡してくれた。
「プルルル・・・プルルル・・・何だ?仕事用だから緊急以外この電話は鳴らすなと言ってあるぞ。」
「クソが・・・緊急だからかけてんだよ。」
「どうした?」
「ちょっと怪我をした。」
「何でだ?」
「刺された」
「深いのか?」
「いや幾らか浅いはず・・・ただ苦しい・・・」
「わかった場所は?」
「西南高校の校門前・・・」
「わかった。」
電話を切った。
「大丈夫か竜也!」
「あぁどうにか。」
親父に連絡したのは正解だった警察呼ばれたりしたら、蘭が自殺の件でも問題になったものが今度は自殺した彼氏が刺された。
蘭の名前もまた出ていたはずだ。
病院の院長息子刺されるなんてタイトルもつくんだろうな。
親父の事だから何が何でも握り潰すだろうととっさに頭に浮かんで良かった。
しばらく経つと救急車が来て病院まで運ばれた。
その先はよく覚えていない。
一体なんで刺されたんだ・・・・?
座ったままただそちらを見ていた。
ドンッ!!
何かがぶつかってきた。
タバコが手から落ちた。
後ろから?何が?背中が熱い!
「くそっ!」
「どうした竜也?」
「てめー誰だ!!」
「どうした竜也!!」
背中を押さえながら後ろを見ても誰もいない。
さっき歩いてきてた奴は?正面の道に目をやっても誰もいなかった。
「ちっ!優!」
「どうしたんだよ!!」
背中を押さえていた手を優に見せた。
手は赤く染まっていた。
「おい!大丈夫か?!」
「大丈夫・・・親父に電話する。」
こんな形でクソ親父に電話するとは・・・
優は俺の服から携帯を取り出して渡してくれた。
「プルルル・・・プルルル・・・何だ?仕事用だから緊急以外この電話は鳴らすなと言ってあるぞ。」
「クソが・・・緊急だからかけてんだよ。」
「どうした?」
「ちょっと怪我をした。」
「何でだ?」
「刺された」
「深いのか?」
「いや幾らか浅いはず・・・ただ苦しい・・・」
「わかった場所は?」
「西南高校の校門前・・・」
「わかった。」
電話を切った。
「大丈夫か竜也!」
「あぁどうにか。」
親父に連絡したのは正解だった警察呼ばれたりしたら、蘭が自殺の件でも問題になったものが今度は自殺した彼氏が刺された。
蘭の名前もまた出ていたはずだ。
病院の院長息子刺されるなんてタイトルもつくんだろうな。
親父の事だから何が何でも握り潰すだろうととっさに頭に浮かんで良かった。
しばらく経つと救急車が来て病院まで運ばれた。
その先はよく覚えていない。
一体なんで刺されたんだ・・・・?