BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜
こんな優しくてかっこいい人に惹かれないわけないのに。





「雪乃、俺はお前が思ってるようないい人間でも優しい人間でもない。お前が浮気すれば相手は躊躇いなく殺すし、お前が心変わりすればお前を殺すかもしれない」





あたしの頬に優しく手を乗せて、目を見つめて話してくる弘さん。



表情は真剣そのものだ。





「それでも俺を愛してるって言えるか?」





あたしはベッドに寝転んだまま小さく頭を縦にふった。







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