甘い俺様~続~
「でも、俺も引けなくなっちゃったからさ。」
「え?」
「こっちこっち!」
そういうと楓くんが廊下の方を指差した。
あ、來だぁ・・・。
廊下には來と颯太くん。
それと・・・紅葉ちゃん?
「私、相田紅葉っていいます♪前山君!」
「えぇ!?俺知ってんの?」
「当たり前じゃないですか!有名ですよ?前山颯太くん。」
紅葉ちゃん、すごい・・・。
初めて会った颯太くんとあんなに話してる。
「ホントあいつこりないなぁ・・・。」
え?
あいつって・・・紅葉ちゃんのこと?
楓くんが急にぼそっと言った。
「楓くんと紅葉ちゃんて・・・知り合い?」
「あぁ・・・俺の妹。」
・・・いもうと?
・・・妹!?!?
えぇ!?
だって同い年だし!!
苗字違うし!!!
私の頭にはハテナがいっぱいだった。
「ぶはっ!やっぱ萌亜って面白い。」
そういって急に笑い出す楓くん
ある意味・・・失礼じゃないですか・・?