ヒミツの関係☆上司は幼なじみ!?
そう、あの日……。
『お母さん!! 大学受かったよ!!』
お母さんの口からおめでとうより先に出た言葉は、予想すらしていない内容だった。
『い、苺? ほんとにごめんね』
何が起きたか分からなかった。
なんでそんなこと言うのか。
あたしは家にお金がないのを知っていたから、奨学金の準備もして学費の安い大学を受験した。
大学に入っても、その時していたファーストフード店でアルバイト続けるつもりだったし、大丈夫だと思ってた。
いっぱいいっぱい勉強して。
あたしは大学に合格した。
その間、おかあさんはいっぱいいっぱい借金を作っていた。