悲しみの連鎖
―高藤颯太容疑者、昨晩、父親殺害の容疑で指名手配中。今だ逃走中―
「…お姉ちゃん…」
「…嘘よね?何かの間違いよね?」
ピーンポーン、
「こんな朝早くに誰だろう…?」
「はーい」
ガチャ、
「そっ颯太君!?どうしたの?」
「…亜紀…終わっから…亜紀達を苦しめた存在を…俺の手で…終わらしたから…だから…もう…大丈夫だから…」
「えっ?」
「…もう本当に会うことはないよ…さようなら…亜紀を愛せたことだけが俺の誇りだから…」
「颯太君?待って、聞きたいことが…」
バタン
―End―
