悲しみの連鎖


「でも、今となっては珍しくもない話だよね…そんなのって悲しいことだけど…だから私達だけが特別なんかじゃないから、私には妹がいてくれるから幸せなんだよ♪それだけで十分」

「亜紀は欲張りじゃないね…」

「そう?貧乏性?贅沢はあわないのかも♪」

「もうこんな話はやめよ!受験失敗しちゃうよ(笑)」

「それは困る!」

二人は笑いあった

しかし

二人の笑顔の下には

別の思いが

入り交じっていた…


この日を境に

二人は会わなくなった
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