悲しみの連鎖


自分が

自分達親子さえ

いなければ…

亜紀達は…

好きだなんて

軽々しく

口にしてしまって…


せめて

父さんの

この手紙だけ

手紙だけ読んで

もらおう

父さんの

気持ちを

知ってもらおう

許せないかもしれない

今更だと

思われるかもしれない

全く意味のないことに

なってしまうかもしれない

それでも

少しでも

亜紀の

心の傷が

癒える可能性が

あるのなら…


会う…そして…渡す…
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