悲しみの連鎖
−第七章− 〜利用、嘘〜
いつもの場所
何ヵ月ぶりだろうか…
「久しぶり、元気だった?」
「…うん」
「あのさぁ、ちょっと聞いてほしいことがあって…」
「なに?」
「最後にあった日に話してくれたこと覚えてる?」
「うん」
「あの話がどうしても、気になってしかたなかった…たまたまだけど…うちの親、再婚だったから…」
「そうなんだ…」
「…うん、でも再婚なんて珍しくないから、関係ないだろうって思った、スッキリしたくて家中調べてみた、そしたらこれ…」