悲しみの連鎖


あてもなく

探す日々…

月日は

ただただ過ぎていく

こんなにも探しているのに
会いたくないからか?

会うなということなのか?

亜紀…


あきらめかけていた

自分は十分探した

そういい聴かせようと

していた

何もできて

いないのに…

ただただ歩いていた

行くあてもなく

「ご苦労様でした♪」

耳に

聞き覚えのある

声が

入ってきた

魂が抜けたかのような

自分が

急に

引き戻されたかのような

衝撃がはしった

< 52 / 104 >

この作品をシェア

pagetop